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  • 執筆者の写真ピットプル

伸びるトレーラー【ケスボーラー】20f・40fどっちも行けるぜ|株式会社ステイライド

レンタルガレージと並行して海上コンテナ輸送を

しているお客様の車両の管理をしていて

海上コンテナ輸送の世界に初めて足を踏み入れましたが、驚く事ばかりw

この記事を書いた人 株式会社ステイライド代表 自動車整備歴20年 専門学校卒業後、バイク屋→産業機械屋(何でも屋) バイクからトラックまでタイヤの付く物は大体友達


まだまだ素人なので、分からない事だらけで

間違った事もあるかもしれませんが

暖かい目で見守って下さい!


目次

 

海上コンテナ輸送

俗に言う海コンですが、海外から船で運ばれて

来たコンテナを指定の場所に運ぶ仕事です。


逆に国内で荷物をコンテナに詰めて、そのコンテナを港まで持って来る事もあります。


色々なパターンがあるみたいですが、輸入輸出で

言えば大体このパターン

 

使う車両

たまに見かけるトレーラーと言うヤツですね

一言でトレーラーと言ってもめっちゃ種類あります。


  1. トラクターヘッド

  2. トレーラーシャーシ

  3. 兼用シャーシ

  4. MGシャーシ

大体この辺が主流で細かい事言うとキリが無い

ので省略します(細かい事言えないけどw)


①トラクターヘッド

トレーラーシャーシを引っ張る頭の部分です。

国産メーカーから今は海外メーカーも人気で

スカニアやボルボなどのトラクターヘッドは

外見がカッコよく、スカニアは内装ホテルみたいですw

海外メーカーは点検整備の出来る会社が少ないのがネックで国産メーカーと比べると維持費は

割高かなと思います。


②トレーラーシャーシ

コンテナが乗る部分で、トラクターヘッドと

連結したり、切り離したり出来ます。

骨組みに車輪が付いた物で、車輪の軸数で

2軸とか3軸とか言ったりします。


③兼用シャーシ

海上コンテナには種類があり、主に

  • 20ftコンテナ

  • 40ftコンテナ

大体この2種類で、それぞれのコンテナを積むのにシャーシが必要です


それを一台のシャーシで、20ftも40ftでもどっち

も積めるのが兼用シャーシです。


④MGシャーシ

発電機を積んだシャーシです。

コンテナには生鮮食品や定温輸送が必要な商品用

に冷凍冷蔵機能を備えたコンテナがあります。

船に乗っている時は船の電源で冷凍機を回し

港から指定の場所までは、電源付きシャーシから

電源を供給して定温で運びます


シャーシ操作方法

 

海上コンテナ輸送の課題

僕がお世話になっている運送屋さんでは

シャーシの本数や置き場がネックになっていて

  • シャーシの置き場確保

  • ニーズに合うシャーシの用意

  • シャーシの維持費


・シャーシって結構長いので駐車場を借りるに

しても結構な面積使います。

立体シャーシプールで置いておく台数を稼げます

が、設備を作るのに多額の資金と時間がかかります。


・ニーズに合うシャーシの用意

上でも書いた通り依頼が来る時も色々な依頼があります

  • 20ftか40ftか

  • リーファーコンテナ

たぶん他にも依頼あると思いますが、これだけ

でもかなりな台数のシャーシ持ってないと

厳しいですよね。


・シャーシの維持費

トラクターヘッドとシャーシは別で、それぞれが

車1台です。

なのでシャーシにも車検、3ヶ月点検があります

シャーシを増やさなければいけないが、維持費は

増やしたくない

 

解決策はある

これを解決するのが【ケスボーラー】のシャーシです。

ケスボーラーシャーシ

  • 短くして重ねて省スペース

  • どのコンテナも積める

  • MGを積めば最強

お客様のニーズはほとんどクリアー出来ると思います。


兼用シャーシでも同じ事は出来ますが、ヤードに

よって兼用シャーシではダメな所もあるし、

兼用シャーシはMGの搭載が不可能です。

一時的にシャーシにくくる方法もありますが

長く使って行く上で不利です。

 

MGシャーシ

MGシャーシには色々な搭載方法がありますが

基本的には構造変更が必要です。


現状構造変更をせずに、車検の時は下ろして車検を通すのが一般的になっています。

もちろん車検時にMG下ろし工賃が余計に

かかってくるので、構造変更はしたいですね


シャーシの構造変更は大変で、重量が変わり

減トンされるだけではなく、強度計算書みたいな

書類も必要と言われています。

 

ケスボーラーにMG

ケスボーラーのシャーシは、本体のフレームを

伸ばすと同時にサイドバンパーも3枚物で

スライドして行きます


伸び縮みするのでメインフレーム下に、わずかな

スペースしかありません。

何かを吊り下げられそうなブラケットはありますがMGほどのサイズは厳しいか。


MGは国内だと2メーカーしかなく、

  • サーモキング

  • 菱重コールドチェーン

僕は菱重コールドチェーン1択と見ております。

菱重コールドチェーン

 

ケスボーラーの不安要素

ケスボーラーはドイツの会社です。

外車には不安が付き物です

  • 耐久性はどうなの?

  • メンテナンスや車検は?

  • 修理はどこでやんの?

ケスボーラーコーションプレート

ドイツの車と言えばベンツ、フォルクスワーゲン

など国内でも、良く見かける車があります。


・耐久性はどうなの?

乗用車などでもですが、車の仕上がりとしては

ドイツ車なので、完成度は高いと思います。


実際、伸縮の為の装備が通常のシャーシにプラス

で付いているので、そこの耐久性が問題になる

と思います。


こればっかりは使って行かないと分からないです


・メンテナンスや車検は?

シャーシの車検は構造が簡単で、注意するのは

足回りと電装品しかありません。

そして足回りは国内シャーシでも使われてる

BPWです。

車検も問題ないと思います。


・修理はどこでやんの?

これが問題で、販売代理店はあっても修理専門店

はないと思います。

故障して部品が必要になった場合は代理店にお願いして取り寄せになるかもしれません。

取り寄せになった場合は納期がそれなりにかかるかもしれません。

 

これから浸透して行く

何でもそうですが、新しい物にはなじむ為の

時間がかかります。


国産メーカーでも新車が出ると、予期せぬ故障や

対応に時間がかかったり、ちょこちょこ不具合が

出ます


こればっかりは僕らみたいな修理する人間が

分からないで終わらせずに、挑戦して行く事が

大事だと思います。


前例がないからやるんです!

前例を作れる様に努力します!

 

まとめ

海外製のシャーシは評判が悪く、部品もなければ

使い捨て状態のシャーシもある


新しい物を受け入れて、ダメな所は改善して

日本国内でも使って行ける様に、法的な面でも

技術的な面でも努力して行きたい。


もちろんケスボーラー製のシャーシは安くはありません。

安くない分、導入した事により

  • コストを削減出来た

  • 効率よく回れる

  • 時短になった

導入費に見合ったメリットがあり、結果プラスに

なったとなる様に、情報を発信して行きたい。


注意:暑く語りましたが、僕はケスボーラーの

回し者ではございませんw


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